2月26日、多才な演技で知られた俳優ジーン・ハックマンさんが95歳で逝去されました。

ジーン・ハックマンってどんな人?代表作の映画は?
この記事では、ジーン・ハックマンさんのプロフィール(略歴)や代表作についてご紹介します。
ジーン・ハックマンのプロフィール

本名 | ユージーン・アレン・ハックマン (Eugene Allen Hackman) |
生年月日 | 1930年1月30日 |
出生地 | カリフォルニア州サン・バーナディノ |
身長 | 188㎝ |
職業 | 俳優、小説家 |
ジャンル | 映画 |
配偶者 | Fay Maltese (1956 – 1986) Betsy Arakawa (1991 – 2025) |
プライベートでは1986年に30年連れ添った最初の妻と離婚し、1991年に日系人女性と再婚しています。子供は3人いるようです。
ジーン・ハックマンの略歴は?

では、ジーン・ハックマンさんの略歴を詳しくご紹介します。
10代〜海兵隊時代
生まれはアメリカ・カリフォルニア州で、1930年1月30日にサン・バーナディノに生まれました。
ハックマン家のルーツはイングランドのようです。
16歳で年齢詐称して海兵隊に入隊し、放送の軍務についたことからシナリオに興味を持ったようです。
20代〜大学でジャーナリズムを学ぶ
除隊後はさまざまな仕事につき、大学に入ってからジャーナリズムを学びます。
演技の勉強を始めたのは30代に入ってからなんだそうです。
30代〜アクターズスタジオ修行時代
有名な俳優をたくさん輩出した「アクターズスタジオ」で演技を学びました。
仲の良かった俳優にダスティン・ホフマンがいます。
ダスティンホフマンとはプライベートでも仲が良かったようで、売れない時代は一緒にアパートで共同生活していたこともあるようです。
デパートで売り子をしたり、おもちゃを売り歩いたり、絵に描いたような「売れない役者」だったそうです。
演技の勉強しながらアルバイトに明け暮れ、舞台に端役で出演して演技の勉強の日々を送る30代でした。
当時は演劇一本で「この風貌では映画界には向いていない」と本人は思っていたようです。
しかし、映画の神様は彼を放っておきませんでした。
ジーン・ハックマンに転機が訪れたのは、34歳の時でした。
34歳〜転機到来
きっかけは、舞台を通して名優ウォーレン・ビーティと知り合ったことです。
ウォーレンがジーン・ハックマンを推し、自身が主役の映画に脇役として出演させます。
その映画とは何という作品だったのでしょう?
ウォーレン・ビーティの代表作の一つであり、アメリカンニューシネマラインナップに輝く金字塔のひとつ『俺たちに明日はない(原題ボニーとクライド)』です。
出演後はクセある風貌と演技力が世間に認められ、ジーン・ハックマンの快進撃が始まります。
なお、『俺たちに明日はない』ではアカデミー助演男優賞にノミネートされています。
40代〜快進撃開始
1971年、ジーン・ハックマンは『フレンチ・コネクション』のポパイ刑事役で大ブレイク。
アカデミー主演男優賞を受賞します。この時、ジーン・ハックマンは41歳でした。
翌年1972年にはパニック映画の走りとなった『ポセイドンアドベンチャー』の主役として牧師役を熱演します。
その後は立て続けに映画に出演して、超売れっ子俳優になりました。
1973年、『スケアクロウ』ではアル・パチーノと共演しています。
1974年以降は年に3〜4本の映画に出演し、その出演映画の総本数は74本にのぼるそうです。
(ウィキペディアデータ参照)
74歳〜引退
1990年には心臓発作を起こしますが、病を克服して自分でも忘れるほど多くの映画に出演したことでタフガイの名をほしいままにしました。
しかし、2004年のインタビューで俳優業の引退を宣言しています。
2004年の『ムースポート』という映画を最後に映画界からは退きました。
引退後は日系人妻のベッツィ・アラカワさんとサンタフェ近郊に静かに暮らしていたそうです。
ジーン・ハックマンの代表作

数々の名作がありますが、個人的に好きな映画【5選】をご紹介します。
『ポセイドンアドベンチャー』

大晦日の夜、パーティで賑わう豪華客船ポセイドン号を海底地震によって突然発生した大津波が襲った。一瞬の内に船は転覆。生き延びた人々は生存を賭けて、天地が逆転した船内からの脱出に挑む。
『フレンチ・コネクション』

ニューヨークのブルックリンで、相棒と共に麻薬の売人を捕まえていた刑事の男。そんな中、アメリカの麻薬ルートと繋がろうとするフランスの実業家が動き出し、ドイルたちは一味を追う。
『スーパーマン』

銀河の彼方にある惑星クリプトン。太陽への異常接近により終焉を迎えつつあるその星で、事態に気づいた科学者の男は最愛のひとり息子を逃す。やがて幼子を乗せたスター・カプセルが地球にたどり着き、彼は偶然通りかかった夫妻に救われ、育てられる。幼い頃から怪力を発揮する彼は成長し、やがて本当の父から自らの出生にまつわる真実を聞く。
『クイック&デッド』

鬼才サム・ライミが挑んだ、シャロン・ストーンを主演に女ガンマンの活躍を描いた西部劇寂れた田舎町リデンプションは、年に一度の早撃ちトーナメントの開催を明日に控え俄に活気づいていた。町にやって来た女ガンマン、エレンも勢いからその戦いに参加することになるが、彼女には真の目的がある。トーナメントの開催者である悪名高き市長のヘロッドを見るエレンの瞳には復讐の炎が燃え上がっていた……。
『許されざる者』

1880年のワイオミング。娼婦に傷を負わせた2人のカウボーイに懸賞金がかけられ、平和に暮らしていた元ガンマンの男は生活費を稼ぐために銃を再び手にする。かつての相棒を誘って旅に出た彼は、悪徳保安官が支配する町に向かう。
まとめ

この記事では、ジーン・ハックマンさんのプロフィール(略歴)や代表作についてご紹介しました。
今回の話題を機に、ジーン・ハックマンさん出演の名作に触れてみてはいかがでしょうか?
ジーン・ハックマンさんについて、地元当局は死亡日時と死因を明らかにしていないようです。
ロイター通信は現時点で事件性を示す情報はないと報じていますが、飼い犬も死んでいたのも気になりますよね。
ジーン・ハックマンさんのご冥福をお祈り申し上げます。
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