どうも。意外と冷え性なのーさん(@nosan1031)です。
介護サービス事業者は、車で移動する機会が結構あります。
真夏は炎天下に車を駐停車する事もあり、車内温度が急上昇してしまいます。
そんな中、暑さですぐに出発できず困った経験はありませんか?
今回は、主に介護の仕事で車を使用する機会が多い
以下の業種の方に読んで頂きたい内容となっています。
今回ご紹介する方法を実施する事で、最速で車内温度を下げる事が出来ます!
また、停車中に車内温度の上昇を予防する方法についてもまとめました。
是非、業務の効率化や熱中症対策にお役立て下さい。
炎天下での車内状況について
JAFが行なったユーザーテストでは、炎天下における車内温度は
約3時間で50度近くまで上昇することがわかっています。
気温や条件によっては、車内温度が70度を超えて生命が危険に晒されます。
また、炎天下の車内はサウナ状態と化すため
急激な速度で上昇する車内で熱中症を引き起こす可能性も高まります。
さらに、ダッシュボードは最大で約80度まで温度が上がるため
車内の精密機器に大きなダメージを与える可能性があります。
車内が最も早く冷える方法
手順
①窓を全開にする。
②エアコン温度を「Lo(最低)」にする。
③エアコン風量を「オート(無ければ最大)」で外気導入にする。
この状態で、車内の熱気がある程度外に出るまで走行する。(約2~3分)
④窓を閉める。
⑤エアコンを内気循環にする。
⑥車内に冷気が循環したら、温度を適温にする。
これが、短時間で温度を大きく下げる方法です。
この方法のメリットとデメリット
メリット
① エアコンを「強」にして長時間使用すると燃費が悪くなってしまうため、この方法は燃費面で経済的である。
② 車内温度が下がるまで停車状態でアイドリングすると排ガスが多くなるため、この方法はエコロジーである。
つまり、お財布にも地球にも優しい方法なんですね。
デメリット
① 少しの間、暑い車内のまま走行しなければならない。
② ある程度の距離を走らなければならない。
こちらについては、乗車前の工夫が必要かもしれませんね。
留意点
エアコンを内気循環にしたままだと、車内の二酸化炭素濃度が高くなります。
そうなると
「疲労感の増加」「注意力の低下」「眠気の増加」「頭痛の発症」
が引き起こされる可能性もあります。
車内が冷えたら外気導入へ切り替え、車内に排ガス等を入れたくない時(トンネル内や渋滞路)だけ内気循環にするなど、適度に切り替える方が良いです。
停車時に少しでも車内温度を下げるには?
①日陰に駐停車する
屋外でクルマを駐車するときには、可能であれば日陰に駐車するようにしましょう。
直射日光が車内に入らないよう工夫すると、車内温度の上昇を抑えることが可能です。
しかし、日陰の場所は時間によって変わってしまうため
「駐車したときは日陰だったのに、いつの間にか日陰が無くなっている…」という事態も起こりかねません。
長時間クルマを駐車する場合には、変化する日陰の位置も考慮して駐車できると良いでしょう。
②少し窓を開けておく
1~3㎝ほど窓を開けておくことで、車内の空気が暖められても外気と循環することにより車内温度が上がりにくくなります。
JAFの実験によると、約3cm窓を開けておくことで「10℃」も車内温度が下がるというデータがあるそうです。
空気は入り口と出口があると比較的簡単に通り抜けていくという特性があります。
そのため、窓を開ける時は片側だけでなく全部の窓を同時に開けるようにしてください。
ただし、窓を開けてしまうことで防犯上のリスクが伴ってしまいます。
窓を開けて駐車する場合には、人目に付きやすい安全が確保された場所で行うようにしてくださいね。
③サンシェードを取り付ける
車を停めておく際に効果的なのがサンシェードです。
フロントガラスにサンシェードを設置した場合、1時間程度の駐車であればサンシェードを設置しなかった時より車内温度の上昇を抑えられます。
しかし、2時間経過するとサンシェードを付けていない車と変わらない車内温度になってしまうため
長時間の駐車では効果が少ないといえるので注意しましょう。
高断熱ブラインドシェード
また、ハンドル部が触れないくらい熱くなっている事もありますよね。
そんな時は、予防としてハンドル部に布製の衣類やタオルを掛けておくと良いです。
万が一熱くなっていた場合は、濡れたタオルでハンドルを拭くと暑さは軽減します。
④遮熱フィルムの貼り付け
遮熱フィルムを貼り付けることにより、車内の温度上昇を抑える効果や紫外線や赤外線をカットしてくれる性能もあります。
また、車のシートや地肌が日焼けするのを防いでくれる効果があります。
車内温度の上昇を防げることでエアコンの効率も上がりやすくなり、運転手や同乗者の身体への負担も軽減されます。
⑤霧吹きを使う
車内に霧吹きで水を吹きかけ、「気化熱」で温度を下げる方法です。
これは、日本人が昔からやっている「打ち水」と同じ原理です。
ただし、精密機器や電気系統の故障の可能性がありますので、やり過ぎ厳禁です!
⑥ドアの開閉
運転席と助手席側後部の窓を開け、運転席のドアを「バフバフ」と5回開け閉めします。
これだけで車内の熱気が外に放出され、素早く車内温度を下げることが出来ます。
ダッシュボードに置いてはいけないもの
ダッシュボードの上は80℃を超えると言われています。
80℃といったら、フライパンの上に割った卵の白身が約2時間で固まるくらいの熱さです。
そんな高温になるダッシュボードに、可燃性の高い物は絶対に置かないようにしましょう。
ダッシュボードに置くことで危険を伴う物を以下にまとめましたので参考にしてください。
・100円ライター
・スマートフォン、モバイルバッテリー
・精密機器
・炭酸飲料水
・プラスティック製品
・ガスライター
・スプレー缶
・乾電池
ダッシュボードに100円ライターを放置しておくと、急激な温度上昇により2~3時間ほどで無数のヒビが入り
ガスが抜けて車内にガスが広がる危険性があります。
ライターと同様に、スプレー缶においても高温により突然爆発する危険性もあります。
スマートフォンやタブレット機器の場合、高温注意という表示が出て使用不可能になるならまだ良いですが
最悪の場合はバッテリーが爆発する可能性もあるそうです。
ダッシュボードは当然ながら、高温の車内にこれら持ち込む時は十分に気を付けましょう!
最後に
まだまだ暑い日が続きそうです。
仕事だけではなく、プライベートでも車が炎天下に晒される場面が多いこの季節。
今回ご紹介した方法を使用して、ご自身や大切な人の身を守ってあげたいですね!
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