送迎業務が苦手…。どうすれば不安や悩みを取り除けるの?

介護
のーさん
のーさん

こんにちは!

のーさん(@nosan1031)です。

今回は現場で多い「送迎業務」の悩みを解決します!

介護士
介護士

デイサービスで働くことになったけど送迎が不安…。

デイサービスなど通所施設で働いていると

送迎業務に関わることが多くあります。

「送迎が怖い…」「不安だ…」と言った悩みも多く

ストレスを抱えたり離職に繋がってしまう事も珍しくありません。

この記事では

なぜ、送迎業務に苦手意識を持ってしまうのか?

どうすれば送迎業務の不安を取り除けるか?

といった部分を考察していきたいと思います。

なぜ送迎業務に不安を覚えるのか?

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やるべき事や覚える事が多すぎる

通所施設における送迎業務は、覚える事がたくさんあります。

「高齢者(利用者さん)を送り迎えすれば良いんでしょ?」

といった安易なものではありません。

まずは、やるべき事と覚える事を整理してみましょう!

①あらかじめ決められた時間に迎えに行く

一人暮らしの方など、通所の送り出しで訪問介護(ヘルパー)を利用している際は

利用者さんの受け渡しが必要な場合があります。

また、家族がいる場合でも、家族の仕事や都合により時間を指定される事があります。

いずれにせよ、ケアプランで時間を決められていたり

事業所と利用者の間で時間が決められている場合もあるので確認が必要です。

しかし、予定通りに送迎できるとは限りません。

「準備が出来ていなかった」

「トイレに入っていた」

「渋滞が発生した」

「送迎車のトラブルがあった」

など、想定外に時間がかかってしまう事は日常茶飯事。

事前にそういった場合の連絡方法や手段についても確認しておきましょう!

②持ち物の確認

通所施設に持参する持ち物チェックも欠かせません。

連絡帳(ノート)を使用していたり、昼食後に服用する薬があれば必ずチェックが必要です。

お風呂に入る方は、タオルや着替え等の持参も必要です。

湿布や塗り薬の他、衛生用品や処置セットを持参される方もいます。

中には歩行補助用具(歩行器や杖など)を持参したり

時期によっては請求書(領収書)や書類等の配布・回収が必要な場合もありますので

しっかりと確認しましょう!

③申し送り

送り出しのヘルパーや家族との申し送りが行われる事もあります。

朝の迎え時には、当日までの体調や生活の変化などを伺うのが一般的です。

また、帰りの送り時には、日中の様子や連絡事項などを伝える必要があります。

一人暮らしの場合では、戸締りや火の元を確認する事も大切な仕事です。

④安全に乗り降りできるように付き添いや介助を行う

利用者さんのお宅は、必ずしも玄関前に停車できるとは限りません。

近くの空き地に停めたり、離れた場所に停車せざるを得ない事もあります。

そんな状況で、足腰の不自由な利用者さんを安全に車まで移動するために

細心の注意を払いながら必要な支援を行わなければならないのです。

施設内とは違い、坂道・段差・不整地などは当たり前…

また、車椅子の場合はスロープや段差の操作が必要な場合もあります。

その日の利用者さんの状態を瞬時に見極め

最適な移動介助を行う必要があるのです。

⑤送迎ルートを覚える

曜日によって利用者さんが異なるのも通所系サービスの特徴です。

曜日毎におおよその送迎ルートは決められているものの

欠席や急なキャンセルによって送迎ルートが変更される事もあります。

利用者さん各々の家は単独で覚えていても

送迎ルートが変わると頭の中で組み直さなくてはなりません。

⑥車種による操作の違い

事業所にもよりますが、送迎車両はミニバンや軽自動車などが使用される事が多く

通常規模型以上の施設では、大型の福祉車両の運転を求められる事もあります。

例え同じ軽自動車でも、メーカーや型式によって操作方法が若干違います。

慣れない車を運転する事が、思った以上にストレスになるのです。

介護資格のカリキュラムに無い

通所施設では必須の送迎業務ですが、勤務するまでは教わる機会が無いのが現状です。

「介護職員初任者研修(旧ヘルパー2級)」

「介護職員実務者研修(旧ヘルパー1級)」

「介護福祉士」

介護系で唯一の国家資格である介護福祉士を取得していたとしても

送迎技術についてはカリキュラムには無いため、全く学んでいないのです。

つまり

①やるべき事や覚える事が多すぎる!

②介護の資格を取っても、働くまでは誰も教えてくれない!

このような現状なので、送迎業務に不安を覚える人が多いのです。

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何となく送迎業務に不安を覚える人も多いのですが

現場でよく聞かれる悩みについて、もう少し具体的に見ていきましょう。

悩み① そもそも運転が苦手

なかには「苦手」を通り越して「嫌い」という人もいます。

過去に事故に遭った事がある場合などは、運転がトラウマになっている可能性もありますので

周囲で十分な理解と配慮を示してあげましょう。

悩み② 大きい車を運転したことが無い

近年は軽自動車の普及が進み、大きい車を必要としない家庭(個人)が多くなっています。

「ファミリーカーはパパ、軽自動車はママ」

といった家庭も多いのではないでしょうか? ※我が家は逆ですが…(笑)

いつも軽自動車に乗っている人にとって、大きい車は感覚が全然違います。

対向車なんて来た日には、もはや汗ダクです。

悩み③ 道が覚えられない

もともと方向音痴であったり、引っ越して来たばかりで土地勘が無い場合もあります。

まして、利用者さんのお宅は、プライベートでは絶対に通らないような場所にある事もザラです。

たとえカーナビがあったとしても、細かい路地まで案内はしてくれません。

「目的地付近デス。オ疲レ様デシタ。」

………..どこですか?

という経験はきっとあるはず(笑)

覚えられない=不安に直結してしまうんですね。

悩み④ 他人(高齢者)を乗せて運転するのが怖い

ひとことで言うと「他人様の命を預かって運転するのは無理!」といった悩み。

それもそのはず、通所施設における送迎業務は「自家輸送」扱いなので

普通自動車第一種免許があれば誰でも出来るのです。

二種免許が必要なバスやタクシーの運転手と違い、素人が運転するのですから…。

「万が一の事があったら…」と考えるだけで不安になってしまうのは当然ですよね。

悩み⑤ 利用者さんが気になって運転に集中できない

利用者さんの事が気になってしまうのは介護士の性です。

「何か元気なさそうだな…」と表情や体調が気になったり、認知症状のある方であれば

「シートベルト外したり暴れなきゃいいな…」と思ってしまう事もあります。

また、同乗者同士が仲良くお話していれば良いのですが、相性が合わない方だと口論や喧嘩になってしまう事も。

そりゃ、もう運転どころじゃないですよね(;´・ω・)

安全運転プラス利用者さんへの配慮。

とんでもない労力です。

どうすれば送迎の不安を取り除けるのか?

結論から言うと送迎業務に慣れる事が一番の近道です。

誰もが初めは新人なのですから…。

「いやいや。そうはいっても不安だよっ!」

と怒られそうですが、大事なことは

送迎業務の何に不安を感じているか?

自分自身で整理することです。

送迎業務は色々な事を覚えなけれならないのは前述の通り。

自分で出来る事と出来ない事を分析して

ひとつずつ洗い出してみると良いでしょう。

そうすると、自分で不安に思っていたことが明確になり

解決の糸口が見つかる可能性が高くなります。

漠然と「送迎は無理!出来ません!」という苦手意識が

不安を増強させているのです。

まずは不安なことを自分自身で明確にして

不安な部分の理由をきちんと上司や同僚に伝えてみて下さい。

大抵は配慮してくれると思います。

そうやって少しづつ慣れていく事で、不安を取り除く事が出来るのです。

最後に

送迎業務に不安を抱えている方はたくさんいます。

しかし、苦手意識を持ったままでは前に進めません。

「何が出来て何が出来ないか?」

私たち介護士が利用者さんに行っているアセスメントや評価と一緒です。

自己分析する事を習慣化すると、介護の質の向上にも繋がっていきます。

ちなみに、私は送迎業務が大好きです。

「季節を感じ、利用者さんと色々な話が出来る。」

「施設内では見えない一面を垣間見ることができる。」

「なにより気分転換になる。」

「家族関係や生活環境を知ることができる。」

送迎が不安な介護士にも、デメリットを上回るメリットを見出して欲しいと願っています。

最後までご覧いただき、ありがとうございました!

奥の手なんですが…

普通自動車第二種免許を取得する

っていうのも選択肢の一つです。

バスやタクシーの運転手と同じ

運転のプロになるという手です。

介護タクシー業界にも転職できますので、こっそりとオススメします。

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