のーさん(nosan1031)です。
暑い日が多くなってきましたね!
現場で働く介護士にとって、身体的負担の一つとしてあげられるのが
暑い日の入浴介助。
暑さで体力を奪われ…
終わった時には↓こんな感じになっていると思います(笑)
利用者(入居者)さんの水分補給や環境には気を配っているものの、
介護者自身の熱中症対策は疎かになっていませんか?
この記事では
介護歴15年の介護福祉士が、『アイスベスト』を着用して入浴介助を実施した感想
について書いていきたいと思います。
熱中症×入浴介助
まずは熱中症の基礎知識について再確認しましょう。
熱中症を引き起こす原因として
【環境】
【からだ】
【行動】
どうでしょう?
入浴介助は熱中症を引き起こしやすい要素が満載なのです!
では、ここから『アイスベスト』の紹介をします。
アイスベストの紹介
アイスベストとは?
私が購入した商品はこちらです。
画像
スペック
メーカー | アイトス (AITOZ) |
品番 | AZ-865932/アイスベスト |
商品名 | アイスベスト(アイスパック4個付) |
素材 | アイスベスト: メッシュ生地 ナイロン83%・ポリウレタン17% バインダーテープ ポリエステル95%・ポリウレタン5% アイスパック: 水、CMC(カルボキシメチルセルロース) |
セット内容 | ・アイスベスト ・アイスパック4個 |
カラー | ブラック |
サイズ | アイスベスト:S・フリー・XL アイスパック:フリー(10.5×17.5×2cm) |
仕様 | アイスベスト:ベルト調整、氏名片布付 アイスパック:重量150g |
●長時間保冷の理由
アイスパックは40℃の環境下で4℃~10℃を約4時間維持することが可能です。
多層構造の断熱シートを備え冷気の放出を緩やかにし、持続時間の延長と接触面の冷え過ぎも軽減しています。 また、断熱シート表面のアルミが周囲の熱を反射することで保冷剤の温度上昇も抑えます。
●安心・安全で環境にも優しいゲル
当社アイスパックのゲル化剤は食品添加物タイプを使用しているため、人体に安心・安全です。
また、焼却して処分することができることから、環境にも優しい物質と言われています。
私がアイスベストを購入した理由
私が勤めているデイサービスは開設8年目という事もあり、環境は比較的良い方だと思います。
浴室は個浴が2箇所あり、『暖房』『乾燥』『涼風』『換気』付きの浴室空調があります。
また、脱衣所にはエアコンと小型扇風機2台を設置し、ある程度は空調管理が可能。
「十分な環境じゃん!」と言われそうですが、問題は
利用者さんが寒く感じるという事です。
そこに裸の高齢者がいる訳ですから当然と言えば当然…。
われわれ介護者が「涼しい~。気持ち良い~。」という環境では、
圧倒的に寒いのです。
利用者さんのヒートショック等を考慮して浴室と脱衣所の温度差を少なくすると、
必然的に室温は高めになってしまいます。
そして、私は汗をかくけど体に熱がこもりやすい体質なので
皮膚温度を下げる
という選択から『アイスベスト』の購入に至りました。
実際の使用感
着用した画像
撮影日に黒いTシャツを着てしまったという痛恨のミス(笑)
アイスベストは【フリーサイズ】を着用。
身長168㎝・がっちり体型で丁度良いサイズ感です。
写真が納得いかなかったので、別日に女性スタッフに着せてみました。
調節ベルトもありますし、小柄な女性スタッフでも問題なく使用できました。
保冷材の効果
着用当日は外気温24℃の曇り空で、典型的な梅雨模様。
朝一で浴室に入った時点で
室温27度 湿度62%
一人目の利用者さんの入浴を終えた時点で
室温29℃ 湿度94%
まで上昇。
9:00~11:30までに7名の入浴介助を行っています。
保冷材は思ったよりも
冷えすぎない!
ゲル化剤なのでカチカチした氷感は無く、メーカースペック通り
4℃~10℃で保たれている印象。
そして、着用して2時間30分経っても冷感は持続していました。
余裕で4時間はイケます!
総評
- 体にフィットするため、入浴介助の動作を妨げない
- 保冷剤が絶妙な位置で心地よい(特に両脇)
- 汗のかき方が違う(べたつきが少ない)
- そのままネットに入れて洗濯できる(衛生的)
- 体温の上昇が軽減
ざっとこんな感じです。
試行回数は少ないですが、今のところデメリットは見当たりません!
あまりにも良い品だったので、この後にもう一着購入してみんなで共用しています。
最後に
今回はアイスベストの紹介と使用感を記事にしてみました。
今は、気温30℃超えの真夏日が楽しみです(笑)
万が一、利用者さんが「熱中症っぽいかも!?」という時には、対処方法としてアイスベストを着用させるのも『あり』かもしれませんね。
暑い日の入浴介助
自分の身を守るのも、介護職として(プロとして)必要なスキルではないでしょうか?
もちろん、自身の体調管理や水分・塩分補給も忘れずに行ってくださいね!
介護施設での入浴介助の他、日常レジャーでも活躍する『アイスベスト』
おすすめの商品ですので、興味のある方は検討してみて下さい。
最後までご覧いただき、ありがとうございました!
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