【中間管理職は覚えておきたい】介護現場で使える心理学テクニック『6選』

心理学
のーさん
のーさん

こんにちは!

のーさん(@nosan1031)です。

今回は介護現場で使える心理学テクニックについてご紹介します。

この記事は、特に

管理者

生活相談員(生活支援員)

フロア(ユニット)リーダー

の方に読んで頂きたい内容となっています。

この記事を読んで、こんな悩みを解決できるかも?

部下がなかなか育たない…。

人材育成に困っている…。

チームを上手くまとめたい…。

こんな悩みがある方は、是非最後までご覧ください。

ピグマリオン効果

人の可能性を信じて期待すると、相手がその期待に応えるようになる

という現象です。

「人は褒められると伸びる」という効果が発揮された、有名な逸話をご紹介します。

幕末の思想家である吉田松陰は、塾に入門してきた気弱そうな少年に「君には将来性がある。いずれ大政治家になれるぞ!」と褒めました。
その少年はのちに政治家となり、総理大臣にまでなったのです。
その人物こそ、日本の初代総理大臣になった伊藤博文でした。

あなたは一人で頑張りすぎていませんか?

部下の可能性を信じて仕事を任せることで、あなた自身の業務量が減ったり部下のモチベーション向上に繋がるかもしれません。

自己効力感の向上

人間は褒められると、自然と自信が芽生える生き物です。

『自己効力感』が高まれば、やる気が出て仕事にも前向きに取り組むようになります。

また、褒められた相手は褒めた人に心を開き、信頼感が増すのです。

その積み重ねで絆が強くなると、相手を裏切るような行動は取らなくなりますし、例え叱られても「自分のために叱ってくれているんだ!」と考えるようになります。

つまり、自己効力感を高めるには

相手を褒めることが一番有効なのです。

もっと相手の承認欲求を満たしてあげる事を意識してみては如何でしょうか?

やってみせ 言って聞かせて させてみて 褒めてやらねば 人は動かじ

話し合い 耳を傾け 承認し 任せてやらねば 人は育たず

有名な山本五十六海軍大将の言葉です。

相手の一挙一動に興味を持ち、小さな事でも褒めてみましょう!

ラベリング効果

相手に「あなたはこういう人ですよ!」とラベルを貼ると

相手はそのラベル通りの性格になったり、行動をしてしまいがちになる

という心理現象です。

実は、長所と短所は隣り合わせなのです。

つまり、『ラベリング効果』を使用して

相手の短所を長所に言い換えてあげるというのが効果的なのです。

例えば

短所を長所に変換

神経質 → 細かい事によく気が付く

おしゃべり → 話し上手、ムードメーカー

せっかち → 決断が早い、テキパキしている

優柔不断 → 周囲に合わせられる

空気が読めない → マイペース

等です。

私自身も、「いつも文句ばっかり言う人」を「しっかりと自己主張が出来る人」と変換して気持ちが楽になったことがあります。

短所を長所に言い換える術を身に付けて、ポジティブの輪を広げていきましょう!

多数派同調バイアス

大勢の人がいると、とりあえず周りに合わせようとする心理です。

特に日本人は集団行動が大好きです。これを『準拠集団』と言います。

人は仲間外れや笑い者の対象にされるのを恐れて、他人となるべく同じ行動を取ろうとするのです。

また、同じような意味で『バンドワゴン効果』というのがあり

みんなが行っているから、自分も安心して同じ行動を取ってしまうという心理が働きます。

この心理を利用すると、例えば介護技術の指導の場面では

「このように介助した方が良いよ?」と、あなたの考え方や方法を指導するよりも

「みんなこの方法で介助しているよ?」と言った方が効果的な場合もあります。

つまり、チームの協調性を高めるのがリーダーの役割という事を忘れてはいけません。

赤信号 みんなで渡れば 怖くない

時々、思い出してください(笑)

相談相手の見つけ方

中間管理職やリーダーは、上司と現場職員の板挟みになり孤立しがちです。

良き相談相手を見つけて一人で悩まないことが大切です。

では、どうやって相談相手を見つけるのか?

その方法は、相手(※この場合は相談相手候補)に

自分の痛そうな話やエピソードを話してみるのです。

「さっき、ドアに指を挟んじゃって~…」

「落とした物を拾おうとしたら、テーブルに頭ぶつけた~…」

何でも良いのでちょっと痛そうな話をした時に

思わず顔をしかめたり「イタタっ…」という表情をする人は

共感力と援助欲求が強い人。

そんな人が近くに居たら、相談相手にはもってこいです。

ただ話を聞いて欲しいだけの時も共感してくれるでしょう!

ミスの多い新人を見抜く方法

「弘法も筆の誤り」
「猿も木から落ちる」
「河童の川流れ」

たくさんのことわざがあるように、人間はケアレスミスを犯しやすい生き物なんです。

その中で、「慎重に物事をこなすタイプ」と「ミスを犯しやすいタイプ」が存在しています。

後者を見抜く簡単な方法は

紙とペンを渡して【東京都】と書いてもらうのです。

「口」や「日」の文字のつなぎ目が開いている箇所が多いほど

ケアレスミスを犯しやすい傾向にあります。

それを把握した上で、業務毎に一緒に確認をするという頻度を増やせばミスを減らしていけるでしょう!


最後に

介護現場の中間管理職(管理者・相談員・リーダー等)は仕事量も多く、人間関係の板挟みにもなりやすい立場です。

業務を円滑に行うためにも

良いチームを作っていく事が最も大切です。

相手が人である以上、なかなか上手くいかないのも現状かと思います。

そんな時は心理学のテクニックを上手く活用しながら

良い職場環境や人間関係を築いていって欲しいと願っています。

最後までご覧いただき、ありがとうございました!

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