どうも。
のーさん(@nosan1031)です。
「職員の急な退職で困った…」という経験はありませんか?
特に有資格者の場合は、人員基準や加算の関係で事業存続にも影響が出てしまいます。
近年、多くの企業で終身雇用制度が崩壊し、転職は当たり前の風潮が日本でも広まっています。
離職率が高い介護業界も例外ではなく
いかに人材流出を防ぐかが今後の課題となっています。
そのためには退職の前兆を事前に察知して先手を打つことが重要なのです。
この記事では、退職する人の前兆を徹底解説しますので参考にして下さい。
退職する職員の心情
辞める職員は思い付きで退職を切り出すのではなく
時間をかけて積み重なった不満が限界に達すると、退職を決意して転職活動を始めます。
優秀な職員であるほど退職の意思を隠す傾向にあり、数か月かけて着々と準備を進めているようです。
そんな中、様々な場面で「退職の前兆」が雰囲気や言動に現れてしまいます。
退職する職員の前兆
退職を考えている職員にはいくつか特徴があります。
これらの「退職の前兆」を事前にキャッチして、個別に対策することが必要です。
①不満や愚痴が増える(または不満や愚痴が減る)
事業所に対する不満や愚痴が増えてきたら退職の前兆である可能性が高いです。
または、すでに転職活動を通じて他社との働き方を比較し
現状への愚痴や不満を漏らしているのかもしれません。
休憩中や業務外での話題の多くが愚痴になっている場合は要注意です。
逆に「いつも不満や愚痴を言っていたのに最近減った。」
という状態も退職サインのひとつ。
こちらの場合は、「どうせ何も変わらない」と諦めの感情を抱いている可能性があり
次の働き先を見つけているのかもしれません。
②急な休みや遅刻などの勤怠の乱れ
欠勤や遅刻などの勤怠の乱れは、早めに対処したい退職の兆候です。
やる気やモチベーションが著しく下がっているか、精神的・体力的に参ってしまっている可能性もあります。
もしくは、休日を使って転職活動をしている可能性も…。
優秀な社員ほど辞める兆候を見せず、その方法にも長けている部分があります。
また、すでに転職活動をしていたり他社から内定をもらっている場合も考えられます。
休日以外に有給休暇や早退を申請する言動は、会社を辞めようとする人の特徴として多く見られます。
このように目に見えて休日が増えてくると、退職への危険度はさらに高まっているでしょう。
③発言や行動が消極的になる
会議やミーティングでの積極的な発言が減ったと感じたら、それは退職の前兆かもしれません。
指示に対して急に受け身の態度を取るようになる場合も同様です。
どちらも、仕事に関心がなくなりやる気やモチベーションが下がっています。
あるいは、もうすでに次の職場が決まっていて退職の相談のタイミングを伺っている状態かもしれません。
④同僚と話さなくなる
もともと一匹狼な方には当てはまりませんが
周りの職員とよくコミュニケーションを取っていた方が
急に一人で行動するようになった場合も退職の前兆です。
居づらさを感じているか、社内の人間関係に見切りをつけている可能性があります。
特定の職員としかコミュニケーションを取らなくなった場合も要注意。
気を許せる特定の職員にだけ、自分が困っていることや退職について相談しているのかもしれません。
周りとのコミュニケーションの取り方の変化は注目しておくべきポイントのひとつです。
⑤仕事以外の付き合いがなくなる
退職を検討中の人は、仕事以外の付き合いを断ろうとする傾向があります。
いずれ離れる社員同士のコミュニケーションを無意味に感じているのでしょう。
飲み会や休日のイベントなどで会社の人間が集まれば
自然と仕事の話や社内の人間関係の話題が中心になりがち。
退職を考えている人にとっては、関わりたくない話なのです。
同僚だけでなく、上司からの誘いも断ることが続くようであれば退職の前兆と疑うべきでしょう。
⑥物事をハッキリと言うようになる
「こんな業務、無駄ですよね?」とか
「この支援方法は間違っていますよね?」とか
ハッキリと物事を言うようになったりします。
『どうせ辞めるし、言いたいこと言っても関係ない』と言う心理状態です。
・仕事も要領よくこなす
・効率的になる
・躊躇なく意見を言う
この状態になって初めて「もしかしたら初めから有能な人だったのかもしれない…。」
と気付くのも皮肉な感じがしますけどね(笑)
⑦やる気や元気がない
退職を検討している社員は労働意欲が湧かないことから、やる気や元気のない働き方が特徴として見受けられます。
挨拶をしなくなったり、会話中に目線を合わせてくれないなど
どことなく元気がないと感じたら
その社員は退職を考えはじめているかもしれません。
今までとは異なるやる気が感じられない社員は、退職を考えているかもしれません。
⑧評判を気にしなくなる
退職を決めた場合、出世や社内での評価に関心がなくなり
社内の評判を意識しなくなります。
上司や同僚から認められようと業務に励む姿勢や、周囲を気遣った態度が以前と比べ減ってきた場合は
現在の会社よりも転職を決めた会社への関心が高まっている可能性があります。
最後に
あなたの事業所では、このような職員はいませんでしたか?
一人ひとりの心境の変化や悩みを、キャッチできているでしょうか?
普段から信頼関係を築くことはもちろん、退職の前兆を敏感にキャッチして
職員の気持ちを汲み取ることで引き留めることができるかもしれません。
人材=人財ということを忘れないで下さい。
この記事が、あなたにとって人間関係を見直すキッカケになってもらえれば嬉しいです。
最後までご覧いただき、ありがとうございました。
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